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スクート 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線 TR700便 搭乗レポート
2018年1月19日
昨年12月21日に就航したスクート初のアメリカ路線、大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線 TR700便を利用してみましたのでレポートします。
写真:関空の搭乗ゲートの案内板。「壇香山」は "ホノルル"の中国語表記です。
どうもみなさん、あけましておめでとうございます。LCCjpの中の人です。
LCC各社は元日からセール連発してくれまして、うれしいやら休めないやら、やはり今年も航空券の殴り初めで始まった新年です。
2018年、LCC業界はどんな年になるでしょうか。私としては、航空券が安くて、機内食がおいしくて、CAさんの笑顔が素敵で、遅延がなくて、手数料の値上げをやめてくれればハッピーな年になるかなと思っております。
LCCで行ける海外といえば、日本をぐるっと見渡して、台湾、韓国、中国、香港、おおざっぱにまとめて東南アジア、オセアニアと、ひと通り行けるようになってきました。
でも・・・何か物足りない。
あの場所にはまだLCC路線がありませんよね。
そう!ロシア ハワイです。
昨年、ついに長距離系LCCがハワイ路線を開設してくれました!
しかも2社!
それがこちら。1番乗りは、エアアジアXです。
AirAsiaX エアアジアX
ご存知、長距離LCCといえばエアアジアX。マレーシアを中心にアジアそしてさらに先へ路線拡大を狙うエアアジアXが、2017年6月28日に 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線を開設します。
続いて、スクートです。
スクート SCOOT
シンガポールを中心に長距離LCCとして成長を続け、2017年8月に短距離路線のタイガーエアSGと合併して、長・短距離ともに路線拡大中のスクートが、2017年12月21日に 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線を開設します。
エアアジアX、スクートともに週4往復で、運航スケジュールを一覧にすると以下の通りです。
2017年末時点でハワイへのLCC路線は合計週8往復になり、利便性が格段に向上しています。
例えば、関西出発は 夜または深夜発なので、関西圏の方は楽々、関西圏外の人も国内線を乗り継いで十分利用できるスケジュール。ホノルル出発は 朝またはゆっくり夕方に、というように旅程の組み立てがしやすくなっています。
ハワイとの時差は -19時間ありますが、夜出発であることを利用して機内でひと眠りできれば現地に到着したころは「ちょっと早く朝が来たかな」くらいの感覚で過ごすことができます。
LCCを利用したらハワイに一体いくらで行くことができるのか?
こちらをご覧ください。各社の就航発表時の記念セール運賃です。
ホノルル線就航発表時の記念セール運賃
そして現在はどうなのか。年末年始のエアアジアXとスクートのハワイ路線のセールを一覧にしてみました。
今でも、最安でなんと往復19,900円! 通常のセールでも往復30,000円くらいでハワイに行くことができるのです。すごいです!
就航発表時の記念セールも衝撃価格ではあったのですが、年末年始のセール価格も全然見劣りしない価格で攻めています。
これはもう行くしかない!
というわけで「安いから」が旅のモチベーションのLCCjpの中の人が、スクート初のアメリカ路線 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線に乗ってきましたので搭乗レポートをお届けします。
2018年の正月が明けて1週間が経過した1月8日、関西国際空港 第1ターミナルへやってきました。
正月あけて3連休の最終日。セレブな人は長期休暇から帰国し、正月仕事の人は今から遅い正月休みを取るタイミングですが、空港内は思ったよりも混雑しておらず平常運転な感じです。
関西国際空港 第1ターミナル
第1ターミナルのスクートのカウンターはフロアの最も遠いHカウンターです。
関空T1 スクート チェックインカウンター
スクートのチェックイン開始時刻は3時間前から。搭乗するTR700便は19:25発なので、16:25からチェックインが始まっています。
20分ほど過ぎた16:45頃にここにやってきましたが、行列もそれほどではありませんでした。
関空T1 スクート チェックインカウンター
チェックインの列に並びます。今回はエコノミーでの搭乗なのでこちらです。
関西-ホノルル線は7時間以上のフライトなので、予算が許せば あらかじめスクートビズの購入や、当日カウンターでスクートビズにアップグレードをするのもありです。
昨年9月に3時間ほどのフライトの台北線でスクートビズを利用しましたが、快適すぎてクセになるヤバさです。一度甘やかした尻はもう元の尻には戻れません。
[関連ページ] スクート TR201便 東京(成田)-台北(桃園)線 搭乗レポート ScootBiz(スクートビズ)編
ですが今回は、予算の都合もあってエコノミーなんですが、フライト時間の長さを少しでも快適にと思い、ストレッチシート(+6,320円)を追加購入しています。
カウンターチェックイン待ちの行列に並んでいると、係員さんから渡航前のチェックが行われました。
スクート チェックイン行列中に渡航前チェック
チェック内容は、「渡航目的」「ビザの有無」「ESTA取得の有無」そして「現地滞在先情報」の4点です。
LCCjpの中の人はエアアジアXのホノルル線就航時、アメリカ渡航に必須のESTA取得を忘れてしまい、空港まで来たのに搭乗できなかったという苦い過去を持っています。
[関連ページ] エアアジアX 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線 D7 1/2便 搭乗できなかったレポート (就航初便)
でも、今回は大丈夫!
以前に手続きをしたESTAは取得後2年間有効なので問題ないはずです!
スクート ハワイ行き 航空券が無事発券
発 券 完 了 !
やった、やっとハワイに行けるよ・・・人生初ハワイ。うれしくて涙が出てきました。
並び始めてからチェックイン完了までは約20分ほどでした。
チェックインが完了して出国するその前に、ハワイ到着時の行動資金として50USD(換金レート 1USD=115.13円、2018/1/8時点)ほど両替をしました。
関空でUSDに両替
事前に調べたところ、ホノルル空港の換金所はレートがよくないらしいので、関西空港で行動資金(交通費と喫茶代程度)として少額を両替し、現地に着いてから換金レートが良いといわれるTギャラリア(ワイキキ)の換金所へ行くという手順を踏むことにしました。
台湾、香港などでは、現地空港での両替が最もレートが良いのですが、ホノルル空港はすこし勝手が違うようです。
勝手が違うといえば他にも、ホノルル空港には空港WiFiがなく(※補足訂正)、しかも空港内にSIM売り場がないので、ショッピングセンターへ移動してから買うか、日本国内でモバイルルーターのレンタルをしたほうがいいようです。LCCjpの中の人は、手持ちのGWIFI G3000で通信手段を確保しました。
※補足訂正:2017年12月14日から、ホノルル空港でBoingoという無料WiFiサービスが始まってるようです。広告閲覧で45分間使用可能です。空港内のサービス提供エリアはこちら
両替も終え、セキュリティチェック・出国手続きを通過して、40番搭乗ゲートへやってきました。
スクート TR700 搭乗開始
18:55 優先座席から搭乗が開始されました。
搭乗前に再び確認事項
搭乗を待つ行列で再び確認事項です。簡単に言うと「運び屋になっていないか」という質問でした。
ここで「いいえ」を選択するとゲームオーバーになります。
ここをクリアしても、航空券をもぎられた直後に抜き打ち(?)で手荷物検査を受けている人もいました。
ESTAといい、手荷物チェックといい、一発ゲームオーバーという難易度設定にビビってしまいますね。
スクート B787
スクート ストレッチシート
今回7時間のフライトを預けるストレッチシートです。なかでも最前方席を抑えたので、脚は十分に伸ばせそうです。
定刻から10分遅れて 19:35 ドアクローズしてハワイに向けて出発しました。
アメリカ 税関申告書
約30分後、安定高度に達するとベルト着用サインが消灯し、アメリカ税関申告書が配布されました。難しい項目はないので、ホノルル到着までに必要事項を記入しておきます。
スクートならではの特徴の1つである機内WiFiを利用してみます。
今回の航空券購入時に「100MBプラン」(USD15.99=約1,780円)を事前購入しておきました。シートベルト着用サインが消灯になった直後くらいから(巡航高度での飛行中のみ)サービスが提供されます。
SCOOT 機内WiFi
スクートの機内WiFiサービスは、以前は通信量無制限で利用時間別に「3時間プラン」「7時間プラン」「24時間プラン」だったのですが、改訂されて以下のプラン構成になりました。
スクート機内WiFiプラン
※出発4時間前まで事前購入で割引料金。出発後の機内購入はカッコ内
※未使用データ分は乗継ぎ等で他の787運航便で継続使用が可能。
WiFiをONにしてアクセスポイントを探すと、「ScootWiFi」が現れるので接続。ブラウザを立ち上げるとこちらのポータルにつながります。
「Get Wi-Fi」を選択して次の画面へ。
事前購入を行っている場合、アクセスコードが記載されたメールが届いているので、メールに記載されているアクセスコードをこのフォームに入力します。
認証が完了してインターネットへのアクセスが可能になるとこの画面が表示されます。
「100MBプラン」を利用しているので、画面には(最大)100MB分の(使用済)0MBと表示されています。
通信量の状態を時々確認することになるので、スマホなどで表示したこのタブは閉じないでおくと便利です。
通信量設定がシビアな中、身を切る思いでスピードテストを実行しました。その結果がこちらです。(使用通信量 4MB)
2017年8月に旧プランを利用したときは、下り0.51Mbps/上り0.08Mbpsだったので、下り速度に向上が見られます。(計測ツールの違い、使用地点や環境要因で変動はあると思いますので参考値として)
Webやアプリのスピードテストによっては30MB以上のデータを転送してテストするものもあります。新プランでは1回の実行で数百円払う羽目になるのでご注意ください。
スピードテストを終えたころには、搭乗機はこのあたりを飛行していました。
スクート 機内食パンフ 通常版とハワイ版
機内でのお楽しみといえばもちろん機内食です。
LCCjpの中の人がどれくらい機内食を楽しみにしているかというと、搭乗して座席についてから離陸して機内サービスが提供開始されて機内食のカートが座席の横に来るまで、機内食メニューを隅から隅まで眺めているくらい腹ペコにして楽しみにしています。
スクートのホノルル線には機内食メニュー「scoot cafe」が2タイプ備え付けられていました。
左側が「通常版」で、右側が「ハワイ便/シンガポール直行便 特別版」です。通常版のホットミール(温かい食事)とライトミール(軽食)はこの路線では取り扱われず、特別版のほうのものが提供されます。
スクート 機内食パンフ ハワイ版
「特別版」のほうは4ページの見開きのみのページ構成で、ホットミール(温かい食事)とライトミール(軽食)だけが記載されています。
ドアクローズして出発から1時間15分経過した 20時50分、事前に購入していた機内食の提供が始まりました。先にもご説明させていただきましたが、LCCjpの中の人は1時間15分、メニューを見続けていたという、どうでもいいことをお伝えしておきます。
スクート 機内食 ビーフカレー
こちらが事前に購入していた「ビーフカレー/コンボセット」 (事前購入価格1,720円)です。ドリンク(コーラまたはミネラルウォーターから選択可)と、大きなクッキー1枚がセットになっています。
スクート TR700便 ビーフカレー
早速いただきます! 福神漬けが乗っているところからも判りますが、日本式ビーフカレーで、金沢カレーのようにねっとりとコクのある中辛のルーが特徴的です。
大きく存在感のある牛肉とジャガイモがたくさん入っていて、味もボリュームも満足いく一品でした。
カレーもおいしかったのですが、サイドのクッキーがおいしかった。この日に提供されたのは merba(メルバ)というオランダのメーカーの「ホワイトチョコレート&クランベリークッキー」でした。リピートしたいので今度、カルディとかで探してみようと思いました。
スクート 機内食パンフ 通常版との比較
さて、お腹もふくれたところで、さっきの機内食パンフ、何かおかしいと思いませんでしたか。
シンガポールドル(SGD)のレートを記憶している方はピンと来たかと思いますが(もちろん私は覚えてませんでした)、ハワイ路線のホットミールは18SGD(約1,510円)、ライトミールでも15SGD(約1,260円)と、超高級品です! これはコンボ価格じゃなくて単品価格です。
通常版メニューではホットミールが12SGD(約1,000円)、ライトミールが9SGD(約750円)なので、50%高く設定されています。・・・た、高い!
富士山では標高が上がるにつれて商品価格が上がるのは常識ですが、ハワイ路線は巡航高度いつもより高めとかそういうの?(違う)
それじゃ搭乗前に食べ物買って持ち込んじゃうかと考えたりしますが、そこはこれ。
スクート 持ち込み飲食はダメ!
持ち込みでの飲食はダメってパンフレットに書いています。普通はそうですよね。
でもそこかしこで堂々と弁当やお菓子を広げて食べてたけど、どういうことなの?
うーん。ビーフカレーがおいしかったので他の機内食も食べたいですが、さすがにいつものように追加注文する気にはなりませんでした。
ハワイ路線とシンガポール直行便は機内食は割高なので、せめて事前予約を忘れないように。
SCOOT 機内での過ごし方
機内食を楽しんだ後は、通信量100MBにビクビクしながら旅行情報を検索したり、Amazon Primeビデオでダウンロードしておいた動画を見たり、なんとか寝ることができたりしながら過ごしました。
ストレッチシートのおかげで、脚を伸ばしたり動かしたりが自由にできたので、旅疲れも気にならない程度ですみました。追加料金6,320円は払った甲斐があったなと思います。
スクート まもなくハワイ到着
初日の出ではありませんが、空の上から昇る太陽を拝みながらハワイに行けるなんて、本当にいい気分です。
それがスクートは往復20,000円!
(大丈夫。きっとまたこういうセールやってくれますから)
もう「すごい時代」としか言いようがないくらいすごすぎる。「きっといい時代に生きている」という実感がこみ上げてきて、ハワイに着く前に満足しちゃってる自分がいます。
ホノルル到着!
写真:関空の搭乗ゲートの案内板。「壇香山」は "ホノルル"の中国語表記です。
今回のレポートで利用した便
航空会社:スクート(scoot)
便名:TR700便
路線:大阪(関西)-ハワイ(ホノルル/ダニエル・K・イノウエ国際空港)
搭乗日:2018年1月8日(月)
[運航スケジュール]
出発:大阪(関西) KIX 19:25
到着:ハワイ(ホノルル) HNL 07:30
所要:7時間5分
LCCの2017年と2018年
どうもみなさん、あけましておめでとうございます。LCCjpの中の人です。
LCC各社は元日からセール連発してくれまして、うれしいやら休めないやら、やはり今年も航空券の殴り初めで始まった新年です。
2018年、LCC業界はどんな年になるでしょうか。私としては、航空券が安くて、機内食がおいしくて、CAさんの笑顔が素敵で、遅延がなくて、手数料の値上げをやめてくれればハッピーな年になるかなと思っております。
LCCでハワイに行ける時代がやってきた
LCCで行ける海外といえば、日本をぐるっと見渡して、台湾、韓国、中国、香港、おおざっぱにまとめて東南アジア、オセアニアと、ひと通り行けるようになってきました。
でも・・・何か物足りない。
あの場所にはまだLCC路線がありませんよね。
そう!
昨年、ついに長距離系LCCがハワイ路線を開設してくれました!
しかも2社!
それがこちら。1番乗りは、エアアジアXです。
AirAsiaX エアアジアX
ご存知、長距離LCCといえばエアアジアX。マレーシアを中心にアジアそしてさらに先へ路線拡大を狙うエアアジアXが、2017年6月28日に 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線を開設します。
続いて、スクートです。
スクート SCOOT
シンガポールを中心に長距離LCCとして成長を続け、2017年8月に短距離路線のタイガーエアSGと合併して、長・短距離ともに路線拡大中のスクートが、2017年12月21日に 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線を開設します。
エアアジアX、スクートともに週4往復で、運航スケジュールを一覧にすると以下の通りです。
エアアジアX/スクート 運航スケジュール
[関西発:月火水-金土-]
TR 700 関西 18:50→ホノルル 07:00 (金)
TR 700 関西 19:25→ホノルル 07:30 (月火土)
D7 001 関西 23:25→ ホノルル 12:30 (月水金土)
[ホノルル発:月火水-金土-]
TR 701 ホノルル 09:35→関西 14:00+1 (月火金土)
D7 002 ホノルル 16:00→関西 20:25+1 (月水金土)
※TR=スクート、D7=エアアジアX
※スケジュールは2018年1月14日の本記事公開時点のもの
2017年末時点でハワイへのLCC路線は合計週8往復になり、利便性が格段に向上しています。
例えば、関西出発は 夜または深夜発なので、関西圏の方は楽々、関西圏外の人も国内線を乗り継いで十分利用できるスケジュール。ホノルル出発は 朝またはゆっくり夕方に、というように旅程の組み立てがしやすくなっています。
ハワイとの時差は -19時間ありますが、夜出発であることを利用して機内でひと眠りできれば現地に到着したころは「ちょっと早く朝が来たかな」くらいの感覚で過ごすことができます。
ハワイ航空券はいくらで買えるのか?
LCCを利用したらハワイに一体いくらで行くことができるのか?
こちらをご覧ください。各社の就航発表時の記念セール運賃です。
ホノルル線就航発表時の記念セール運賃
そして現在はどうなのか。年末年始のエアアジアXとスクートのハワイ路線のセールを一覧にしてみました。
セール開始日 | LCC | セール内容 |
---|---|---|
2017年12月2日 | スクート | 往復22,900円 |
2017年12月4日 | エアアジアX | 片道14,900円 |
2017年12月18日 | エアアジアX | 片道17,900円 |
2017年12月19日 | スクート | 往復19,900円 |
2018年1月1日 | エアアジアX | 片道16,900円 |
2018年1月9日 | エアアジアX | 片道16,900円 |
今でも、最安でなんと往復19,900円! 通常のセールでも往復30,000円くらいでハワイに行くことができるのです。すごいです!
就航発表時の記念セールも衝撃価格ではあったのですが、年末年始のセール価格も全然見劣りしない価格で攻めています。
これはもう行くしかない!
というわけで「安いから」が旅のモチベーションのLCCjpの中の人が、スクート初のアメリカ路線 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線に乗ってきましたので搭乗レポートをお届けします。
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スクートでハワイに行くよ!
2018年の正月が明けて1週間が経過した1月8日、関西国際空港 第1ターミナルへやってきました。
正月あけて3連休の最終日。セレブな人は長期休暇から帰国し、正月仕事の人は今から遅い正月休みを取るタイミングですが、空港内は思ったよりも混雑しておらず平常運転な感じです。
関西国際空港 第1ターミナル
第1ターミナルのスクートのカウンターはフロアの最も遠いHカウンターです。
関空T1 スクート チェックインカウンター
スクートのチェックイン開始時刻は3時間前から。搭乗するTR700便は19:25発なので、16:25からチェックインが始まっています。
20分ほど過ぎた16:45頃にここにやってきましたが、行列もそれほどではありませんでした。
関空T1 スクート チェックインカウンター
チェックインの列に並びます。今回はエコノミーでの搭乗なのでこちらです。
関西-ホノルル線は7時間以上のフライトなので、予算が許せば あらかじめスクートビズの購入や、当日カウンターでスクートビズにアップグレードをするのもありです。
昨年9月に3時間ほどのフライトの台北線でスクートビズを利用しましたが、快適すぎてクセになるヤバさです。一度甘やかした尻はもう元の尻には戻れません。
[関連ページ] スクート TR201便 東京(成田)-台北(桃園)線 搭乗レポート ScootBiz(スクートビズ)編
ですが今回は、予算の都合もあってエコノミーなんですが、フライト時間の長さを少しでも快適にと思い、ストレッチシート(+6,320円)を追加購入しています。
並んでいると大事な大事な確認が!
カウンターチェックイン待ちの行列に並んでいると、係員さんから渡航前のチェックが行われました。
スクート チェックイン行列中に渡航前チェック
チェック内容は、「渡航目的」「ビザの有無」「ESTA取得の有無」そして「現地滞在先情報」の4点です。
LCCjpの中の人はエアアジアXのホノルル線就航時、アメリカ渡航に必須のESTA取得を忘れてしまい、空港まで来たのに搭乗できなかったという苦い過去を持っています。
[関連ページ] エアアジアX 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線 D7 1/2便 搭乗できなかったレポート (就航初便)
でも、今回は大丈夫!
以前に手続きをしたESTAは取得後2年間有効なので問題ないはずです!
スクート ハワイ行き 航空券が無事発券
発 券 完 了 !
やった、やっとハワイに行けるよ・・・人生初ハワイ。うれしくて涙が出てきました。
並び始めてからチェックイン完了までは約20分ほどでした。
ハワイ旅行の両替所はどこがお得か
チェックインが完了して出国するその前に、ハワイ到着時の行動資金として50USD(換金レート 1USD=115.13円、2018/1/8時点)ほど両替をしました。
関空でUSDに両替
事前に調べたところ、ホノルル空港の換金所はレートがよくないらしいので、関西空港で行動資金(交通費と喫茶代程度)として少額を両替し、現地に着いてから換金レートが良いといわれるTギャラリア(ワイキキ)の換金所へ行くという手順を踏むことにしました。
台湾、香港などでは、現地空港での両替が最もレートが良いのですが、ホノルル空港はすこし勝手が違うようです。
ハワイ旅行のWiFi事情について
勝手が違うといえば他にも、ホノルル空港には空港WiFiがなく(※補足訂正)、しかも空港内にSIM売り場がないので、ショッピングセンターへ移動してから買うか、日本国内でモバイルルーターのレンタルをしたほうがいいようです。LCCjpの中の人は、手持ちのGWIFI G3000で通信手段を確保しました。
※補足訂正:2017年12月14日から、ホノルル空港でBoingoという無料WiFiサービスが始まってるようです。広告閲覧で45分間使用可能です。空港内のサービス提供エリアはこちら
搭乗ゲート~ハワイ出発!
両替も終え、セキュリティチェック・出国手続きを通過して、40番搭乗ゲートへやってきました。
スクート TR700 搭乗開始
18:55 優先座席から搭乗が開始されました。
搭乗前に再び確認事項
搭乗を待つ行列で再び確認事項です。簡単に言うと「運び屋になっていないか」という質問でした。
ここで「いいえ」を選択するとゲームオーバーになります。
ここをクリアしても、航空券をもぎられた直後に抜き打ち(?)で手荷物検査を受けている人もいました。
ESTAといい、手荷物チェックといい、一発ゲームオーバーという難易度設定にビビってしまいますね。
スクート B787
スクート ストレッチシート
今回7時間のフライトを預けるストレッチシートです。なかでも最前方席を抑えたので、脚は十分に伸ばせそうです。
定刻から10分遅れて 19:35 ドアクローズしてハワイに向けて出発しました。
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7時間のフライトの過ごし方
アメリカ税関申告書
アメリカ 税関申告書
約30分後、安定高度に達するとベルト着用サインが消灯し、アメリカ税関申告書が配布されました。難しい項目はないので、ホノルル到着までに必要事項を記入しておきます。
スクートの機内WiFi
スクートならではの特徴の1つである機内WiFiを利用してみます。
今回の航空券購入時に「100MBプラン」(USD15.99=約1,780円)を事前購入しておきました。シートベルト着用サインが消灯になった直後くらいから(巡航高度での飛行中のみ)サービスが提供されます。
SCOOT 機内WiFi
スクートの機内WiFiサービスは、以前は通信量無制限で利用時間別に「3時間プラン」「7時間プラン」「24時間プラン」だったのですが、改訂されて以下のプラン構成になりました。
スクート機内WiFiプラン
プラン:通信量 | 価格 |
---|---|
ツイート20MB | USD4.00 (5.99)/速度64kbps制限 |
エクスプロア50MB | USD9.99 (10.99) |
サーフ100MB | USD15.99 (17.99) |
インダルジ200MB | USD29.99 (32.99) |
ビンジ500MB | USD59.99 (65.99) |
※出発4時間前まで事前購入で割引料金。出発後の機内購入はカッコ内
※未使用データ分は乗継ぎ等で他の787運航便で継続使用が可能。
WiFiをONにしてアクセスポイントを探すと、「ScootWiFi」が現れるので接続。ブラウザを立ち上げるとこちらのポータルにつながります。
「Get Wi-Fi」を選択して次の画面へ。
事前購入を行っている場合、アクセスコードが記載されたメールが届いているので、メールに記載されているアクセスコードをこのフォームに入力します。
認証が完了してインターネットへのアクセスが可能になるとこの画面が表示されます。
「100MBプラン」を利用しているので、画面には(最大)100MB分の(使用済)0MBと表示されています。
通信量の状態を時々確認することになるので、スマホなどで表示したこのタブは閉じないでおくと便利です。
通信量設定がシビアな中、身を切る思いでスピードテストを実行しました。その結果がこちらです。(使用通信量 4MB)
2017年8月に旧プランを利用したときは、下り0.51Mbps/上り0.08Mbpsだったので、下り速度に向上が見られます。(計測ツールの違い、使用地点や環境要因で変動はあると思いますので参考値として)
Webやアプリのスピードテストによっては30MB以上のデータを転送してテストするものもあります。新プランでは1回の実行で数百円払う羽目になるのでご注意ください。
スピードテストを終えたころには、搭乗機はこのあたりを飛行していました。
お楽しみの機内食
スクート 機内食パンフ 通常版とハワイ版
機内でのお楽しみといえばもちろん機内食です。
LCCjpの中の人がどれくらい機内食を楽しみにしているかというと、搭乗して座席についてから離陸して機内サービスが提供開始されて機内食のカートが座席の横に来るまで、機内食メニューを隅から隅まで眺めているくらい腹ペコにして楽しみにしています。
スクートのホノルル線には機内食メニュー「scoot cafe」が2タイプ備え付けられていました。
左側が「通常版」で、右側が「ハワイ便/シンガポール直行便 特別版」です。通常版のホットミール(温かい食事)とライトミール(軽食)はこの路線では取り扱われず、特別版のほうのものが提供されます。
スクート 機内食パンフ ハワイ版
「特別版」のほうは4ページの見開きのみのページ構成で、ホットミール(温かい食事)とライトミール(軽食)だけが記載されています。
ドアクローズして出発から1時間15分経過した 20時50分、事前に購入していた機内食の提供が始まりました。先にもご説明させていただきましたが、LCCjpの中の人は1時間15分、メニューを見続けていたという、どうでもいいことをお伝えしておきます。
スクート 機内食 ビーフカレー
こちらが事前に購入していた「ビーフカレー/コンボセット」 (事前購入価格1,720円)です。ドリンク(コーラまたはミネラルウォーターから選択可)と、大きなクッキー1枚がセットになっています。
スクート TR700便 ビーフカレー
早速いただきます! 福神漬けが乗っているところからも判りますが、日本式ビーフカレーで、金沢カレーのようにねっとりとコクのある中辛のルーが特徴的です。
大きく存在感のある牛肉とジャガイモがたくさん入っていて、味もボリュームも満足いく一品でした。
カレーもおいしかったのですが、サイドのクッキーがおいしかった。この日に提供されたのは merba(メルバ)というオランダのメーカーの「ホワイトチョコレート&クランベリークッキー」でした。リピートしたいので今度、カルディとかで探してみようと思いました。
ハワイ路線の機内食は高すぎる
スクート 機内食パンフ 通常版との比較
さて、お腹もふくれたところで、さっきの機内食パンフ、何かおかしいと思いませんでしたか。
シンガポールドル(SGD)のレートを記憶している方はピンと来たかと思いますが(もちろん私は覚えてませんでした)、ハワイ路線のホットミールは18SGD(約1,510円)、ライトミールでも15SGD(約1,260円)と、超高級品です! これはコンボ価格じゃなくて単品価格です。
通常版メニューではホットミールが12SGD(約1,000円)、ライトミールが9SGD(約750円)なので、50%高く設定されています。・・・た、高い!
富士山では標高が上がるにつれて商品価格が上がるのは常識ですが、ハワイ路線は巡航高度いつもより高めとかそういうの?(違う)
だからって持ち込みは禁止です
それじゃ搭乗前に食べ物買って持ち込んじゃうかと考えたりしますが、そこはこれ。
スクート 持ち込み飲食はダメ!
持ち込みでの飲食はダメってパンフレットに書いています。普通はそうですよね。
でもそこかしこで堂々と弁当やお菓子を広げて食べてたけど、どういうことなの?
うーん。ビーフカレーがおいしかったので他の機内食も食べたいですが、さすがにいつものように追加注文する気にはなりませんでした。
ハワイ路線とシンガポール直行便は機内食は割高なので、せめて事前予約を忘れないように。
フライト長くても何とかなるよ
SCOOT 機内での過ごし方
機内食を楽しんだ後は、通信量100MBにビクビクしながら旅行情報を検索したり、Amazon Primeビデオでダウンロードしておいた動画を見たり、なんとか寝ることができたりしながら過ごしました。
ストレッチシートのおかげで、脚を伸ばしたり動かしたりが自由にできたので、旅疲れも気にならない程度ですみました。追加料金6,320円は払った甲斐があったなと思います。
スクート まもなくハワイ到着
初日の出ではありませんが、空の上から昇る太陽を拝みながらハワイに行けるなんて、本当にいい気分です。
それがスクートは往復20,000円!
(大丈夫。きっとまたこういうセールやってくれますから)
もう「すごい時代」としか言いようがないくらいすごすぎる。「きっといい時代に生きている」という実感がこみ上げてきて、ハワイに着く前に満足しちゃってる自分がいます。
ホノルル到着!
スクート ハワイ到着
ホノルル現地時間 朝7:20(日本時間 深夜2:20)、ハワイ/ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港に到着しました。予定よりも少し短い、6時間45分のフライトでした。
[余談]100MBのありがたみがわかる機内WiFi
巡航高度から降下を始めるとまもなくWiFiが使用不可になります。
今回購入した100MBプランは、ハワイ到着目前で制限ギリギリまで使い切りました。(プランは使い切るまで有効なので、残ったデータ分は帰りのフライト等で継続使用できます)
普段は何気なく無制限に使っているデータ通信ですが、100MBってあっけないくらいの量ですね。
メールチェックしたらPDFが多数添付されてて自動ダウンロードが始まったときは、今すぐ帰国して送信者を殴ってやろうかと思いました。
スクート 大阪(関西)-ハワイ(ホノルル)線 TR700便の搭乗レポートは以上です。
この続きは、ハワイ滞在と帰国便のレポート 「スクート ハワイ(ホノルル)-大阪(関西)線 TR701便 搭乗レポート」でご覧いただけます。
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この記事のURL | 2018年1月 | LCCjp at 08:50
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