やれ、
成田は遠いだの、
空港シャトルバスが混んでるだの、
スカイライナーは乗継ぎが面倒だの、成田行くたび一言多い、
羽田大好き2,000万の国民の皆様
お待たせしました!
弾丸旅行の象徴的路線、Peachの
羽田-ソウル線が復活しました!
こんばんは。LCCjpの中の人です。羽田大好き神奈川県民です。成田も大好きです。以後は筆者と言います。
ピーチの国際線再開!羽田発着も復活
ピーチ 国際線続々再開 画像:Peach ピーチが2022年10月30日から、羽田空港発着の国際線の運航を再開しました。まずは、ソウル(仁川)線、そして台北(桃園)線と続きます。
今回は羽田復活・第1弾の羽田-ソウル(仁川)線に搭乗し、ソウル弾丸旅行をしてきましたのでレポートします。
搭乗した便2022年10月31日(月)
ピーチ (Peach) MM809便
東京(羽田) 01:55 - ソウル(仁川) 04:35
所要時間 2時間40分
韓国旅行の渡航手続きまとめ
大事なことなので最初にまとめておきます。
筆者が渡航した10月31日、また、11月1日以降も韓国への旅行は、
観光OK、査証不要(ノービザ)、PCR不要、隔離なし
韓国渡航に必要な手続きは下記の3つです。①K-ETA ②Q-CODE は出発前、③Visit Japan Web もほぼ出発前に手続きを済ませられます。いずれもお忘れなく。
出発前 | |
---|
| ①K-ETA(電子渡航認証) 出発72時間前までに申請→許可が必要。 ■手続きに必要なもの パスポート、メールアドレス、顔写真(画像)、クレジットカード(申請料金 10,000KRW=約1,100円) |
| ②Q-CODE(検疫情報事前入力システム) 出発72時間前から登録可能。日本出発前までに済ませておくのがベスト。 |
帰国前 | |
---|
| ③Visit Japan Web 11月1日に検疫(ファストトラック)機能が追加され、入国手続きは本システムに移行する。MySOSでの検疫(ファストトラック)は11月13日で終了。 ■手続きに必要なもの(下記のいずれか) ・ワクチン3回接種証明書 ・陰性証明書(出国前72時間以内のもの) |
ご注意この記事に掲載の情報は2022年11月1日時点の情報です。
渡航条件は変更される可能性がありますので、外務省、大使館、航空会社など公式な情報元にてご確認ください。
[出発] 羽田空港 第3ターミナルにやってきた
10月30日22時30分頃、羽田空港第3ターミナルにやってきました。
ピーチは第3ターミナルからの発着です。
羽田空港第3ターミナル 夜22時頃 ピーチのチェックイン開始は通常2時間半前(150分前)からですが、この日は約3時間前の23時ごろから始まりました。
Peach 羽田-仁川線再開!ピーチ 羽田-ソウル線のチェックイン開始 なんと、羽田-ソウル線の再開初便、
予約満席! 実際の搭乗者は172名(搭乗率95.5%)。みんな待ちわびてた路線なんですね。
深夜の羽田空港3タミ、営業店舗はわずか
チェックインを終えて、さて、出発までコーヒーでも、なんて考えはすぐに打ち砕かれます。
出発ロビー正面の電光掲示板を見上げながら、「ない・・・」とつぶやくさまは、まさに絶望のワンシーン。
営業店舗の告知、だが22時以降はほぼ0 / 羽田第3ターミナル 22時以降で営業している店舗は、ローソン(1階)、外貨両替所(2階ロビー、3階ロビー)の3か所だけです。
江戸小路も深夜営業はなし / 羽田第3ターミナルAir LAWSON / 羽田第3ターミナル1F 羽田空港に来ちゃってからの最後の頼みは、1階「
Air LAWSON」 24時間営業です。
夜ごはんは品川や浜松町あたりで済ませておいて、終電間際で羽田に来るのが正解かもしれません。終電に乗ってきても十分チェックインに間に合います。
鉄道アクセス 終電時刻京急
平日 品川 23:58発 ⇒ 羽田空港第3ターミナル 00:21着
休日 品川 23:42発 ⇒ 羽田空港第3ターミナル 00:03着
東京モノレール
平日/休日 浜松町 23:45発 ⇒ 羽田空港第3ターミナル 00:03着
※2022年11月1日現在
[日本出発] 羽田から2時間40分で着く海外
羽田の深夜便は全体的にはまだ復活途上ということもあり、保安検査や出国検査で行列することもなく、スムーズに搭乗ゲートまで進めました。
1時50分、MM809便の搭乗が始まりました。
Peach MM809便搭乗開始 再開初便の搭乗者には、ピーチオリジナル手帳、ボールペン、ジッパー付きクリアケースがプレゼントされました。
初便搭乗者にプレゼント配布ピーチ 羽田-ソウル線再開初便のプレゼント 機内で必要になるであろうボールペンと、弾丸旅行でもかさばらないお役立ちグッズです。
ピーチ 羽田発 MM809便 搭乗はスムーズに進みましたが、再開初便は25分ほど遅れ、2時19分にドアクローズして出発しました。
韓国 入国カードと税関申告書
フライト中の機内では、ドリンク注文して、そのへんのカードの記入して、強めのうたたね(熟睡)している間に、最終着陸態勢のアナウンス。早っ。
5時5分、定刻から約30分遅れて、ソウル・仁川国際空港に到着しました。
[韓国到着] あっけなく韓国入国が完了
Q-CODEの提示を求めるPOP ソウルに到着して飛行機を降り、到着順路を進むと、最初に目に入ったのはQ-CODEの提示を求める案内板でした。
Q-CODEは登録を済ませると、メールでQRコードが送られて来ます。そのメールを開きつつ、先へ進みます。
QRを
ピッ。検温を
ピッ。終わり。
続いて、写真撮影NGでしたが、入国手続きも、入国カードとパスポートの提示、顔写真撮影と人差し指の指紋登録を行って、すんなりと終了。税関も申告書を渡すだけで終了。
早朝のソウル仁川空港 5時53分、韓国入国完了!
1~2か月前までは、ビザを取るのに徹夜で行列したとか、PCRが何回とか、帰国難民だとか、世間を騒がせた厳しい水際対策も、何事も無かったかのように日常に戻ったようです。
韓国行くの簡単すぎじゃない?
あ、申し遅れましたが、筆者、人生初の韓国訪問です。アイゴー!
ソウル市内への移動に、空港鉄道A'REX
早朝の到着でも安心の朝5時23分始発で、1時間に1~2本の運行。ソウル市内中心部のソウル駅までは約43分です。運賃は大人9500KRW(約980円)
仁川空港 空港鉄道AREX 運行頻度が約40分間隔なので、意外と駅での待ち時間が長いなという印象でしたが、乗ってさえしまえば快適です。
空港鉄道A'REX 市内直通は1時間に1~2本空港鉄道AREX車内
ソウルの人気カフェに行って来た! / cafe onion
昌徳宮を見学しようと思ったら月曜日は休館日。それじゃ景福宮まで歩いていこうとした途中、何やら写真を撮る人だかりを見かけて吸い寄せられたのが cafe onion 安国店。
ソウルではベーカリーカフェが流行っているって聞いてたんですが、その1つに図らずとも行きあたりました。
cafe onion 安国店 / ソウル 韓屋のリノベーションのお洒落なカフェ。あらためて調べてみるとソウルでは大人気スポットで、中庭では有名人らしき人に入れ代わり立ち代わり写真撮影をお願いする光景も。筆者、不勉強なので誰かはわからないです。残念。
cafe onion 中庭で撮影に興じる人たちcafe onion かわいいパンがいっぱい勢いあまって3個確保。食べ応えありました。 人気No1の「Pandoro(パンドーロ)」(写真左)星型のデニッシュパンに粉糖がたっぷりかかっていて、インパクトだけじゃなく実際の量もすごい。これだけじゃなくどれも食べてみたくって、欲張ってパン3個も取ってしまい、満腹になりました。
| cafe onion 安国店 카페어니언 안국점ソウル特別市 鍾路区 渓洞路 5 (서울특별시 종로구 계동길 5)地図 |
筆者、ハングルの洗礼を受ける
cafe onionで血糖値が急上昇したので、カロリー消費に歩く筆者。次の目的地へ向かう途中で、突然、花畑に遭遇しました。
街中に現れたお花畑。チマチョゴリで撮影する人もいた 都会のど真ん中に突如説明もなく現れた広大なお花畑。
散策したり、民族衣装のチマチョゴリを着て撮影する人が居たりと、市民の憩いの場の公園なのでしょうか。
ここは一体なんなのか。 広場にハングル4文字でなにやら説明らしきオブジェが。筆者は韓国語が全く分かりません。
大丈夫、地球が誇る銀河の英知、Google様の「
Googleレンズ」で翻訳すればわかるはず!
Google翻訳さんのお仕事
だから何?!
オープンのソンヒョンなの? オーのプンソンヒョンなの? どれも日本語じゃないですよね? 翻訳してないですよね? 翻訳できないのをした風に誤魔化そうとしてますよね?
できないことはできないって正直に言おうよ、と思う筆者でした。
本場のビビンバが美味い! / チャムスッコル
ソウル市庁舎の近くの チャムスッコル というお店で石焼ビビンバを頂きました。
熱々の器からあふれそうなほどボリュームたっぷりで、これに別添えの牛肉と卵黄を投入してひたすらにかき混ぜ、コチュジャンをちょいちょい。時々おこげがパリッと香ばしく、予想以上に本場のビビンバはうまかった!ごちそうさまでした。
本場のビビンバは格別に美味しかった! | チャムスッコル 참숯골ソウル特別市 中区 武教路16 2-3階 (서울특별시 중구 무교로 16 2-3층)地図 |
Nソウルタワーの南山公園は紅葉シーズン
16時過ぎ。地下鉄・明洞駅から歩いて、傾斜型エレベーター「南山オルミ」(無料)に乗り、南山ケーブルカーの乗り場へ向かいました。
南山ケーブルカー駅へ向かう 南山オルミ南山ケーブルカー チケット売り場 ケーブルカーは往復14,000KRW(約1,450円) 乗車まで40分ほど行列してから、約3分間の空中展望を楽しみつつ、Nソウルタワーのある南山公園に到着しました。
紅葉に囲まれるNソウルタワー 南山公園は紅葉シーズン真っ盛りで、多くの観光客でにぎわっています。
本当はここで夜景の撮影をしたいところだったのですが、ケーブルカーの行列っぷりを考えると、夜はもっと混雑して帰りのフライトに間に合わなくなる気がしたので、紅葉をたっぷり眺めてから、日が暮れる前に下山しました。
Nソウルタワー
行くなら夜!宇宙船みたいな東大門デザインプラザ(DDP)
Nソウルタワーで夜景を取り損ねたので、ここなら大丈夫だろうと訪れたのが、東大門デザインプラザ(DDP)です。
東大門デザインプラザ (DDP) 建築家ザハ・ハディッド氏が手掛けた、近未来的で非線形的な建築デザインが特徴の建物で、夜には幻想的にライトアップされる人気の観光スポットです。
東大門デザインプラザ (DDP) 光る壁の仕組みが気になって近づいてみた。なるほど、外壁に照明仕込んでパンチングの鋼板を貼り付けているのですね。
東大門デザインプラザ の外壁の仕組みは・・? 帰りのフライトの時間が迫ってきたので、建物の中に入るのは今回はお預けです。
東大門(興仁之門) 最後にライトアップされた東大門を見学して、空港に戻りました。
[日本帰国] 旅の終わりはいつも速足で
仁川空港 ピーチチェックインカウンター 20時20分、ソウル仁川国際空港に戻りました。ピーチのチェックインカウンターは「K」 すでにチェックインが始まっていて、チェックインの際に、パスポートの提示だけでなく、ワクチン接種証明書の提示が必要でした。
搭乗した便2022年10月31日(月)
ピーチ (Peach) MM808便
ソウル(仁川) 22:40 - 東京(羽田) 00:55
所要時間 2時間15分
MM809便の搭乗開始帰りは太平電業ラッピング機 帰りの機材は太平電業ラッピング機です。一風変わった渋めのラッピングです。
帰りの便は、行きよりも短い約2時間15分のフライトで、ほぼ定刻の0時56分、羽田空港に到着しました。
[日本帰国] 新しい入国手続き「Visit Japan Web」
デジタル庁 Visit Japan Web ソウルから日本帰国の際に利用した新しい入国手続き「
Japan Visit Web」については別記事でまとめています。
[関連記事]
[解説] 新しい入国手続き「Visit Japan Web」11月1日から 筆記用具なしで検疫・入国・税関をスムーズに
はじめてのソウル0泊弾丸を終えて
先にも述べましたが、ピーチの羽田発着の国際線は「
0泊弾丸」や「
週末弾丸」のムーブメントを起こした象徴的路線です。
短くても3~4日、ないしは1週間ほどの旅程が当たり前だった海外旅行を、ピーチはLCCの低運賃と都心からの深夜早朝便の運航で、新たな旅のスタイルを浸透させました。
現地で1~2日という制限時間は、エクストリームスポーツのような感覚で、タイムアタック的に非日常を体験するという今までにない楽しみ方です。
新型コロナウィルスはその日常を奪い、まもなく3年になろうとする現在も影響は続いています。
しかしこの日、ピーチが羽田発着の国際線・羽田-ソウル線を復活させたことは、みんなが待ちわびた、あの楽しかった日常が戻り始めているという証だと筆者は思います。
引き続き感染対策には注意しつつ、ちょっとソウルに弾丸で、という気軽な海外旅行を再開してみてはいかがでしょうか。
ピーチ 東京(羽田)-ソウル(仁川)線、再開初便の搭乗レポートは以上です。
(おわり)