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スターフライヤー 北九州-台北(桃園)線 7G801便 搭乗レポート(就航初便)~機内食おいしいピカピカ新造機~
2018年10月30日
スターフライヤーの国際線 北九州-台北(桃園)線の就航初便に搭乗しましたのでレポートします。
【公式URL】スターフライヤー
スターフライヤーと言えば、国内線やANAのコードシェア便で利用している人も多いと思いますが、価格のお手頃感や、なじみのあるエアバスA320型機を採用していることもあって、何かと親近感のある航空会社です。
搭乗便:スターフライヤー 7G801
搭乗日:2018年10月28日(日) (就航初便)
出発:北九州 15:55
到着:台北(桃園) 17:40
所要時間:2時間15分
※時刻は現地時間
国内線のイメージの強いスターフライヤーも、かつては国際線 北九州-釜山線を運航していたこともありましたが、2014年3月に路線廃止、国際線から一時撤退しています。
今回紹介する路線は、スターフライヤーの国際線事業への再参入として開設した路線で、名古屋(中部)-台北(桃園)線と合わせて、2018年10月28日に2路線同時参入を成し遂げました。
北九州空港 国際線出発案内板
当初の計画では、福岡-台北(桃園)線も併せて3路線同時就航を狙っていましたが、過密な福岡空港で発着枠の確保が難しく、同時就航は断念しています。
※福岡-台北線は、バニラエアが2018年3月から単独路線として運航中。
北九州空港 エントランス階段のラッピング広告
さて、スターフライヤーの搭乗レポートを・・・、あれ、ちょっとまって。スターフライヤーってLCCだったっけ?
いえ、違います。
スターフライヤーはフルサービスの航空会社(FSC)ですが、LCC大好きな皆さん、こちらをご覧ください。
starflyer 台北線就航記念セール
どうですこのアグレッシブな価格設定!
「台北1万円」にピクっと来て、このセール知らないという方は、まだセール中ですので今すぐ突貫してください。多分まだ間に合います!※
[関連記事]スターフライヤー 名古屋/北九州-台北線 就航記念セール
※2018年9月25日から開催、10月29日現在も販売中です。
一方で、「別に。ケタ2つ多いし!ラーメン価格じゃないし!」とかいう人はLCCに毒されすぎですので反省してください。
考えようによってはLCC並みの価格でフルサービス航空会社で海外に行けるというのはなかなか面白いと思いませんか。
LCCjpの中の人も、「台北1万円」につられてセール開始早々にダイビングキャッチしてしまいました。
では、価格に厳しいLCC大好きの方に、スターフライヤー国際線の運賃設定からご説明していきましょう。
スターフライヤーの国際線の運賃体系には、セール運賃の「STAR COMET」、払い戻し可能な「STAR PLANET」、払い戻しとフライト変更が可能な「STAR UNIVERSE」の3種類が設定されています。安い順に3つ覚えてください。
最低限、セールはCOMETと覚えてください。
路線ごとの運賃設定は、STAR COMET運賃の名古屋/北九州-台北線が片道10,000円から、STAR PLANET運賃の北九州-台北線が片道11,200円から、名古屋-台北線が片道12,000円から、STAR UNIVERSE運賃の北九州-台北線が片道42,000円から、名古屋-台北線が片道45,000円から。いずれも燃油サーチャージ、諸税が別途が必要です。
これら運賃に共通するサービスとして、温かい機内食(ホットミール)、座席指定、預け入れ手荷物30kg分が含まれます。
払い戻し条件やフライト変更条件については、下記の一覧をご覧ください。
■STAR COMET運賃■
預け入れ手荷物:30kg
フライト変更:不可
払い戻し:不可
予約購入期限:7日前
運賃:片道10,000円~(名古屋/北九州-台北線)
■STAR PLANET運賃■
預け入れ手荷物:30kg
フライト変更:不可
払い戻し:可 (手数料30~50%)
予約購入期限:3日前
運賃:片道11,200円~(北九州-台北線)
片道12,000円~(名古屋-台北線)
■STAR UNIVERSE運賃■
預け入れ手荷物:30kg
フライト変更:可 (出発40分前まで)
払い戻し:可 (手数料10~30%)
予約購入期限:7日前
運賃:片道42,000円~(北九州-台北線)
片道45,000円~(名古屋-台北線)
スターフライヤー セール運賃購入例
実際にセールで航空券を購入したらどうなるか。今回の搭乗レポートで利用した便のケースで説明すると、北九州-台北(桃園)線の航空券10,000円(片道・STAR COMET運賃)、諸税(空港施設使用料+燃油サーチャージ) 3,810円の合計13,810円でした。
燃油サーチャージは変動するので、路線や日付によって変わることがあります。
続いて、台北線の運航スケジュールを見てみましょう。
北九州線の出発便は、北九州を夕方発・台北に夜着。帰国便は、台北を昼発・北九州に夕方着。いずれも昼間の運航で、空港アクセスも無理のないスケジュールで利用できます。
名古屋線の出発便は、名古屋をちょっと早めの朝8時台出発・台北に昼前着。帰国便は、台北を夜出発・名古屋にやや遅い22時台着。空港との鉄道アクセスも十分可能です。
いずれの路線も、LCCによくある深夜早朝便ではないので、無理のない旅程が組めるのが特徴といえます。
名古屋路線は週末1泊2日の弾丸台北旅行にも使いやすく、北九州路線はもう少しゆったりとした旅程に向いたスケジュールですね。
・2018年10月28日から
7G801 北九州15:55 - 台北(桃園)17:40 毎日
7G800 台北(桃園)11:50 - 北九州15:05 月火水木金土
7G800 台北(桃園)11:35 - 北九州14:50 日
7G811 名古屋(中部)08:30 - 台北(桃園)11:00 月水木金土
7G811 名古屋(中部)08:25 - 台北(桃園)10:55 火
7G811 名古屋(中部)08:15 - 台北(桃園)10:45 日
7G810 台北(桃園)18:30 - 名古屋(中部)22:10 毎日
スターフライヤー台北線の概要はひとまずここまでにして、就航当日のレポートにまいります。
就航当日10月28日の北九州空港ターミナル内で、台北線の就航記念セレモニーが催されました。
スターフライヤー 北九州-台北線就航セレモニー
セレモニーには、スターフライヤー代表取締役社長の松石禎己氏、福岡県知事の小川洋氏、北九州市長の北橋健治氏ほか、周辺自治体首長、関係団体らの来賓が参列して、テープカットとくす玉割りが行われました。
ゆるキャラの来ないセレモニーは久しぶりでした。
台北線出発時刻の15時55分からさかのぼること2時間30分前の13時25分から、チェックインが始まります。
スターフライヤー 北九州 チェックインカウンター
チェックインカウンターでは、チェックインをすませた搭乗客に初便搭乗記念品がプレゼントされました。
スターフライヤー 初便搭乗者へ記念品を配る客室乗務員さん
スターフライヤー 台北線初便搭乗者プレゼント
台北線初便搭乗者へのプレゼントの内容は、すべてスターフライヤーオリジナル品で、トートバッグ、モデルプレーン(1/500スケール)、風呂敷、バゲージストラップでした。
すべてオリジナル品で統一とは、なかなかの力の入れっぷりです。
そろそろ搭乗機の機材が台北から北九州空港に到着します。
チェックインをすませて記念品を受け取ったのち、台北からの7G800初便が到着する時刻になったので、ターミナル3階の展望デッキに向かいます。
台北からの7G800初便が北九州に到着
15時過ぎ、台北から7G800初便が、20分少々遅れて北九州空港に飛来しました。
台北からの7G800初便が北九州に到着
台北からの7G800初便が北九州に到着
7G800初便が滑走路からランウェイに入ると・・・
放水アーチで歓迎
消防車の放水アーチで歓迎を受けます。この日は風が強く、きれいなアーチとはなりませんでした。
北九州空港の3番スポットに到着
台北からの7G800初便、ピカピカの機体が3番スポットに到着しました。
この機体は写真で見てもわかりますが、2018年の7月に受領したばかりの新造機(登録番号:JA25MC)で、スターフライヤーが国際線のために導入した機体です。
従来の国内線で使用している機材と比べ、150人分の機内食を提供するための大型オーブン搭載、シートピッチを34インチ(約86.4センチ)から35インチ(約89センチ)に拡大、各座席にユニバーサル電源(110V/60Hz)とUSB電源(2A)の装備、さらにシート配置を改良して非常口も含めた全席リクライニングが可能になるなど、ユーザーにとってもうれしい設計になっています。
国際線の新造機は3機の導入が決定していて、2018年11月には国際線2号機(登録番号:JA26MC)、2019年6月には3号機(登録番号:JA27MC)が受領予定になっています。路線拡大や増便が期待できそうですね。
機材も到着しましたので、いよいよ搭乗です!
機材の到着を見守ったのち、出国審査を終えて搭乗ゲートへ向かいます。
北九州空港はコンパクトな地方空港なので、びっくりするほど大行列にはなりませんでしたが、到着遅れで近い出発時刻のジンエアーLJ230便の搭乗と被ってしまい、300名くらいの搭乗客でゲート前はやや混雑気味です。
7G80初便は遅発に
初日はどうしても発着地ぞれぞれで就航セレモニーがあったりするので、遅着遅発は当たり前。7G801便も約25分の遅発の見込みです。
出発時刻から遅れること10分すぎ、16時5分頃に搭乗が始まりました。
スターフライヤー パーサーの菅原さん
機内に入るとパーサーの菅原さんが笑顔でお出迎えをしていただきました。
機内エンタメ端末のコンテンツも充実しているので、イヤホンは是非いただいておきましょう。
スターフライヤー 国際線シート
こちらが先にも紹介したシートピッチが35インチ(約89センチ)に広がった座席です。
スターフライヤー 国際線シート
屈強な大人1名が座って、こぶし1つ分以上の余裕があるのがおわかりいただけると思います。
ちなみに、着席状態で奥の席の人が通路に出るのも可能でした。
スターフライヤー 国際線シート裏
座面の裏手はこんな感じです。で、お気づきになりますか?
各席専用のACとUSB電源
モバイル時代の必需品!各座席に1つずつ、専用のユニバーサル電源(110V/60Hz)とUSB電源(2A)が配備されています。シート正面の液晶パネル下のUSB電源(0.5A)は低出力なので、スマホやタブレットの充電には座席下の電源を使うと良いようです。
ちなみに、座席下のUSB電源を使いながら手元で端末をいじる場合、USBケーブルは最低1m、できれば1.5mあると便利です。20cmモノしか持っていないと映画の視聴はわりと地獄です。
シートのチェックをしているうちに全乗客の搭乗が完了した模様です。
そして、台北行き7G801初便は定刻から41分遅れで、16時36分に出発しました。
次はいよいよハイライト、スターフライヤー国際線の機内食をご紹介します!
離陸から10分後、機内食の提供が始まりましたが、自分の席に回ってくるまで時間がありそうなので、機内誌をチェックします。なにせ、最大150席分の機内食提供なので、気長に待ちましょう。
スターフライヤー機内誌 Mother Comet
国内線にも搭載している機内誌ですが、こちらは国際線搭載用のようで、誌面が増量されているようです。
就航開始時点では、誌面はほぼ日本語で構成されていて、国際線のありがちな複数言語が一緒くたの見づらさはまったくありませんでした。
スターフライヤー 国際線 機内販売
機内販売メニューです。11月1日から、卓上カレンダー(800円)や、スターフライヤーマンのぽち袋(600円)が発売になります。
スターフライヤー 国際線 機内販売
支払いは日本円か各種クレジットカード(VISA/MASTER/JCB)。台湾ドルは非対応のようです。
機内食提供開始から約40分経過し、ようやく自分の席に機内食がやってきました。ほぼ最後の提供でした。まちくたびれましたー。
まぁ、空腹は最高の調味料といいます。では、いただきましょう!
スターフライヤー 国際線 機内食(北九州線)
弁当箱を模したロゴ入りオリジナルプラ製パッケージに入った和食のお弁当になります。
では、お弁当箱のフタを開けます!
スターフライヤー 国際線 機内食(北九州線)
北九州発台北行きのお品書きはこちらです。
北九州-台北線お品書き
・鶏の唐揚
・秋刀魚の甘露煮
・ごはん
(しめじと錦糸卵)
・鶏のチーズ重ね
・季節の野菜
(オクラ、ブロッコリー、にんじん)
(だし巻き卵)
(こんにゃく煮しめ)
(蒸しエビ)
(真薯)
・黒糖エッグタルト
・水
※()はLCCjpによる補足。
スターフライヤー 国際線 機内食(北九州線)
まず驚くのがビジュアルの美しさです。すき間なく丁寧にお弁当箱に詰め込んだ彩り豊かなおかずと白飯。おかずの詰め方も単調にならないようによく考えられています。
まずはごはんをいただきます。
うまい。白飯がうまい。炊き立てごはんのような温かさは新造機搭載のオーブンの賜物か!ごはんがフカフカです。
白飯だけでもうこの機内食は勝利確定。
いやそうはいってもおかずも食べよう。何から食べようか。素材が重複しているにんじんからいただきます。(何の形なのこれ)
あ、うまい・・・。にんじんくさくないです。どんどん行きます。
ブロッコリーもしんなりしていません。しめじもシャッキリしています。錦糸卵も手抜きなしです。エビの下側にオクラが隠れていました。こんにゃくの煮しめも味がしっかり染みています。エビもプリッとした食感でおいしい。真薯も鶏のチーズ重ねも味が濃い目ですが、ごはんに合います。
秋刀魚の甘露煮もうまいなぁ。苦みも臭みもなく、旬の秋刀魚のいいところだけを感じるいい甘露煮です。骨は気にせず食べられます。
最後にとっておいた鶏のから揚げ、これも味が濃い目でしたが、温かくて、まだ衣のカリッとした感じがちょっと残っててよかった。
黒糖エッグタルト
こだわりのスイーツの黒糖エッグタルト。ドリンクサービスが来るまで待とうかと思いましたが、つい食べてしまいました。
黒糖のほんのりした甘味とたまごの優しい風味、ベース生地も柔らかくて、ほろっとして、1口でぱくっと行きたい衝動を抑えて2口で食べましたよ。うまいねぇ。
ドリンクサービスまで待っておけばよかったー!エッグタルトのお供はミネラルウォーターじゃ無理だった。
スターフライヤーの国際線機内食は、総合的にみて素晴らしい出来ですよ!
これが有料オプションだったとしても、セットで1,500円以上は絶対出します。いや、私は1,800円!じゃ、じゃあ2,000円!
機内食が提供された時のお品書きを見ると、(1)北九州発、(2)名古屋発、(3)台北発-北九州行き、(4)台北発-名古屋行きの4種類でメニューが違うようです。全路線の機内食を食べてみたくなりました。
スターフライヤー 国際線 機内サービス
機内食の提供が終えると、続いてドリンクの提供が始まりました。
国際線のドリンクサービスはすべて無料で、ホットコーヒー、八女茶(温・冷)、アップルジュース、アサヒスーパードライ、キリン一番搾り、ミネラルウォーターから選べます。
確認したところ、国際線のホットコーヒーはタリーズではなく、UCC上島珈琲とのことです。チョコレート(森永 カレ・ド・ショコラのベネズエラビター)は変わらず提供されます。
機内食、大満足でした!
安定高度の飛行中はほぼ時間いっぱいに機内食提供とドリンクサービスに費やされ、機内販売の時間はほぼありませんでした。一応、着陸態勢に入る直前に、「機内販売の受付をいたします」とアナウンスがありましたが、ほぼタイムアウト。
今日は気流も安定していましたが、決まった時間内に最大150名の機内サービス提供はかなり大変そうです。機内販売品を購入したい場合は、ドリンクサービスの前後にタイミング見て相談してみるのもよいかと思います。
スターフライヤー 7G801初便 客室乗務員さん
最後に、記念すべき国際線の初フライトを演出してくださった客室乗務員さんです。素敵なフライトをありがとうございました。
当サイトは”LCCjp”とは言っていますが、また是非、スターフライヤーの台北線に搭乗したいと思います。
以上でスターフライヤー 北九州-台北(桃園)線 搭乗レポートを終わります。
[関連記事]スターフライヤー 名古屋/北九州-台北線 就航記念セール
【公式URL】スターフライヤー
スターフライヤーと言えば、国内線やANAのコードシェア便で利用している人も多いと思いますが、価格のお手頃感や、なじみのあるエアバスA320型機を採用していることもあって、何かと親近感のある航空会社です。
今回のレポートの搭乗便
搭乗便:スターフライヤー 7G801
搭乗日:2018年10月28日(日) (就航初便)
出発:北九州 15:55
到着:台北(桃園) 17:40
所要時間:2時間15分
※時刻は現地時間
台北線で国際線に再参入
国内線のイメージの強いスターフライヤーも、かつては国際線 北九州-釜山線を運航していたこともありましたが、2014年3月に路線廃止、国際線から一時撤退しています。
今回紹介する路線は、スターフライヤーの国際線事業への再参入として開設した路線で、名古屋(中部)-台北(桃園)線と合わせて、2018年10月28日に2路線同時参入を成し遂げました。
北九州空港 国際線出発案内板
当初の計画では、福岡-台北(桃園)線も併せて3路線同時就航を狙っていましたが、過密な福岡空港で発着枠の確保が難しく、同時就航は断念しています。
※福岡-台北線は、バニラエアが2018年3月から単独路線として運航中。
北九州空港 エントランス階段のラッピング広告
さて、スターフライヤーの搭乗レポートを・・・、あれ、ちょっとまって。スターフライヤーってLCCだったっけ?
いえ、違います。
スターフライヤーはフルサービスの航空会社(FSC)ですが、LCC大好きな皆さん、こちらをご覧ください。
starflyer 台北線就航記念セール
どうですこのアグレッシブな価格設定!
「台北1万円」にピクっと来て、このセール知らないという方は、まだセール中ですので今すぐ突貫してください。多分まだ間に合います!※
[関連記事]スターフライヤー 名古屋/北九州-台北線 就航記念セール
※2018年9月25日から開催、10月29日現在も販売中です。
一方で、「別に。ケタ2つ多いし!ラーメン価格じゃないし!」とかいう人はLCCに毒されすぎですので反省してください。
考えようによってはLCC並みの価格でフルサービス航空会社で海外に行けるというのはなかなか面白いと思いませんか。
LCCjpの中の人も、「台北1万円」につられてセール開始早々にダイビングキャッチしてしまいました。
では、価格に厳しいLCC大好きの方に、スターフライヤー国際線の運賃設定からご説明していきましょう。
スターフライヤー国際線の運賃体系は3つ
スターフライヤーの国際線の運賃体系には、セール運賃の「STAR COMET」、払い戻し可能な「STAR PLANET」、払い戻しとフライト変更が可能な「STAR UNIVERSE」の3種類が設定されています。安い順に3つ覚えてください。
最低限、セールはCOMETと覚えてください。
路線ごとの運賃設定は、STAR COMET運賃の名古屋/北九州-台北線が片道10,000円から、STAR PLANET運賃の北九州-台北線が片道11,200円から、名古屋-台北線が片道12,000円から、STAR UNIVERSE運賃の北九州-台北線が片道42,000円から、名古屋-台北線が片道45,000円から。いずれも燃油サーチャージ、諸税が別途が必要です。
これら運賃に共通するサービスとして、温かい機内食(ホットミール)、座席指定、預け入れ手荷物30kg分が含まれます。
払い戻し条件やフライト変更条件については、下記の一覧をご覧ください。
■STAR COMET運賃■
預け入れ手荷物:30kg
フライト変更:不可
払い戻し:不可
予約購入期限:7日前
運賃:片道10,000円~(名古屋/北九州-台北線)
■STAR PLANET運賃■
預け入れ手荷物:30kg
フライト変更:不可
払い戻し:可 (手数料30~50%)
予約購入期限:3日前
運賃:片道11,200円~(北九州-台北線)
片道12,000円~(名古屋-台北線)
■STAR UNIVERSE運賃■
預け入れ手荷物:30kg
フライト変更:可 (出発40分前まで)
払い戻し:可 (手数料10~30%)
予約購入期限:7日前
運賃:片道42,000円~(北九州-台北線)
片道45,000円~(名古屋-台北線)
今回の搭乗レポートの航空券のお値段
スターフライヤー セール運賃購入例
実際にセールで航空券を購入したらどうなるか。今回の搭乗レポートで利用した便のケースで説明すると、北九州-台北(桃園)線の航空券10,000円(片道・STAR COMET運賃)、諸税(空港施設使用料+燃油サーチャージ) 3,810円の合計13,810円でした。
燃油サーチャージは変動するので、路線や日付によって変わることがあります。
利用しやすい運航スケジュール
続いて、台北線の運航スケジュールを見てみましょう。
北九州線の出発便は、北九州を夕方発・台北に夜着。帰国便は、台北を昼発・北九州に夕方着。いずれも昼間の運航で、空港アクセスも無理のないスケジュールで利用できます。
名古屋線の出発便は、名古屋をちょっと早めの朝8時台出発・台北に昼前着。帰国便は、台北を夜出発・名古屋にやや遅い22時台着。空港との鉄道アクセスも十分可能です。
いずれの路線も、LCCによくある深夜早朝便ではないので、無理のない旅程が組めるのが特徴といえます。
名古屋路線は週末1泊2日の弾丸台北旅行にも使いやすく、北九州路線はもう少しゆったりとした旅程に向いたスケジュールですね。
スターフライヤー台北線の運航スケジュール
・2018年10月28日から
7G801 北九州15:55 - 台北(桃園)17:40 毎日
7G800 台北(桃園)11:50 - 北九州15:05 月火水木金土
7G800 台北(桃園)11:35 - 北九州14:50 日
7G811 名古屋(中部)08:30 - 台北(桃園)11:00 月水木金土
7G811 名古屋(中部)08:25 - 台北(桃園)10:55 火
7G811 名古屋(中部)08:15 - 台北(桃園)10:45 日
7G810 台北(桃園)18:30 - 名古屋(中部)22:10 毎日
スターフライヤー台北線の概要はひとまずここまでにして、就航当日のレポートにまいります。
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北九州空港では就航セレモニー
就航当日10月28日の北九州空港ターミナル内で、台北線の就航記念セレモニーが催されました。
スターフライヤー 北九州-台北線就航セレモニー
セレモニーには、スターフライヤー代表取締役社長の松石禎己氏、福岡県知事の小川洋氏、北九州市長の北橋健治氏ほか、周辺自治体首長、関係団体らの来賓が参列して、テープカットとくす玉割りが行われました。
ゆるキャラの来ないセレモニーは久しぶりでした。
台北線出発時刻の15時55分からさかのぼること2時間30分前の13時25分から、チェックインが始まります。
スターフライヤー 北九州 チェックインカウンター
チェックインカウンターでは、チェックインをすませた搭乗客に初便搭乗記念品がプレゼントされました。
スターフライヤー 初便搭乗者へ記念品を配る客室乗務員さん
スターフライヤー 台北線初便搭乗者プレゼント
台北線初便搭乗者へのプレゼントの内容は、すべてスターフライヤーオリジナル品で、トートバッグ、モデルプレーン(1/500スケール)、風呂敷、バゲージストラップでした。
すべてオリジナル品で統一とは、なかなかの力の入れっぷりです。
そろそろ搭乗機の機材が台北から北九州空港に到着します。
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ピカピカの新造機が北九州空港に到着
チェックインをすませて記念品を受け取ったのち、台北からの7G800初便が到着する時刻になったので、ターミナル3階の展望デッキに向かいます。
台北からの7G800初便が北九州に到着
15時過ぎ、台北から7G800初便が、20分少々遅れて北九州空港に飛来しました。
台北からの7G800初便が北九州に到着
台北からの7G800初便が北九州に到着
7G800初便が滑走路からランウェイに入ると・・・
放水アーチで歓迎
消防車の放水アーチで歓迎を受けます。この日は風が強く、きれいなアーチとはなりませんでした。
北九州空港の3番スポットに到着
台北からの7G800初便、ピカピカの機体が3番スポットに到着しました。
この機体は写真で見てもわかりますが、2018年の7月に受領したばかりの新造機(登録番号:JA25MC)で、スターフライヤーが国際線のために導入した機体です。
従来の国内線で使用している機材と比べ、150人分の機内食を提供するための大型オーブン搭載、シートピッチを34インチ(約86.4センチ)から35インチ(約89センチ)に拡大、各座席にユニバーサル電源(110V/60Hz)とUSB電源(2A)の装備、さらにシート配置を改良して非常口も含めた全席リクライニングが可能になるなど、ユーザーにとってもうれしい設計になっています。
国際線の新造機は3機の導入が決定していて、2018年11月には国際線2号機(登録番号:JA26MC)、2019年6月には3号機(登録番号:JA27MC)が受領予定になっています。路線拡大や増便が期待できそうですね。
機材も到着しましたので、いよいよ搭乗です!
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いよいよ台北線に搭乗
機材の到着を見守ったのち、出国審査を終えて搭乗ゲートへ向かいます。
北九州空港はコンパクトな地方空港なので、びっくりするほど大行列にはなりませんでしたが、到着遅れで近い出発時刻のジンエアーLJ230便の搭乗と被ってしまい、300名くらいの搭乗客でゲート前はやや混雑気味です。
7G80初便は遅発に
初日はどうしても発着地ぞれぞれで就航セレモニーがあったりするので、遅着遅発は当たり前。7G801便も約25分の遅発の見込みです。
出発時刻から遅れること10分すぎ、16時5分頃に搭乗が始まりました。
スターフライヤー パーサーの菅原さん
機内に入るとパーサーの菅原さんが笑顔でお出迎えをしていただきました。
機内エンタメ端末のコンテンツも充実しているので、イヤホンは是非いただいておきましょう。
スターフライヤー 国際線シート
こちらが先にも紹介したシートピッチが35インチ(約89センチ)に広がった座席です。
スターフライヤー 国際線シート
屈強な大人1名が座って、こぶし1つ分以上の余裕があるのがおわかりいただけると思います。
ちなみに、着席状態で奥の席の人が通路に出るのも可能でした。
スターフライヤー 国際線シート裏
座面の裏手はこんな感じです。で、お気づきになりますか?
各席専用のACとUSB電源
モバイル時代の必需品!各座席に1つずつ、専用のユニバーサル電源(110V/60Hz)とUSB電源(2A)が配備されています。シート正面の液晶パネル下のUSB電源(0.5A)は低出力なので、スマホやタブレットの充電には座席下の電源を使うと良いようです。
ちなみに、座席下のUSB電源を使いながら手元で端末をいじる場合、USBケーブルは最低1m、できれば1.5mあると便利です。20cmモノしか持っていないと映画の視聴はわりと地獄です。
シートのチェックをしているうちに全乗客の搭乗が完了した模様です。
そして、台北行き7G801初便は定刻から41分遅れで、16時36分に出発しました。
次はいよいよハイライト、スターフライヤー国際線の機内食をご紹介します!
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機内食の前に機内誌をチェック
離陸から10分後、機内食の提供が始まりましたが、自分の席に回ってくるまで時間がありそうなので、機内誌をチェックします。なにせ、最大150席分の機内食提供なので、気長に待ちましょう。
スターフライヤー機内誌 Mother Comet
国内線にも搭載している機内誌ですが、こちらは国際線搭載用のようで、誌面が増量されているようです。
就航開始時点では、誌面はほぼ日本語で構成されていて、国際線のありがちな複数言語が一緒くたの見づらさはまったくありませんでした。
スターフライヤー 国際線 機内販売
機内販売メニューです。11月1日から、卓上カレンダー(800円)や、スターフライヤーマンのぽち袋(600円)が発売になります。
スターフライヤー 国際線 機内販売
支払いは日本円か各種クレジットカード(VISA/MASTER/JCB)。台湾ドルは非対応のようです。
座っているだけで機内食がでてくるなんて
機内食提供開始から約40分経過し、ようやく自分の席に機内食がやってきました。ほぼ最後の提供でした。まちくたびれましたー。
まぁ、空腹は最高の調味料といいます。では、いただきましょう!
スターフライヤー 国際線 機内食(北九州線)
弁当箱を模したロゴ入りオリジナルプラ製パッケージに入った和食のお弁当になります。
では、お弁当箱のフタを開けます!
スターフライヤー 国際線 機内食(北九州線)
北九州発台北行きのお品書きはこちらです。
北九州-台北線お品書き
・鶏の唐揚
・秋刀魚の甘露煮
・ごはん
(しめじと錦糸卵)
・鶏のチーズ重ね
・季節の野菜
(オクラ、ブロッコリー、にんじん)
(だし巻き卵)
(こんにゃく煮しめ)
(蒸しエビ)
(真薯)
・黒糖エッグタルト
・水
※()はLCCjpによる補足。
スターフライヤー 国際線 機内食(北九州線)
まず驚くのがビジュアルの美しさです。すき間なく丁寧にお弁当箱に詰め込んだ彩り豊かなおかずと白飯。おかずの詰め方も単調にならないようによく考えられています。
まずはごはんをいただきます。
うまい。白飯がうまい。炊き立てごはんのような温かさは新造機搭載のオーブンの賜物か!ごはんがフカフカです。
白飯だけでもうこの機内食は勝利確定。
いやそうはいってもおかずも食べよう。何から食べようか。素材が重複しているにんじんからいただきます。(何の形なのこれ)
あ、うまい・・・。にんじんくさくないです。どんどん行きます。
ブロッコリーもしんなりしていません。しめじもシャッキリしています。錦糸卵も手抜きなしです。エビの下側にオクラが隠れていました。こんにゃくの煮しめも味がしっかり染みています。エビもプリッとした食感でおいしい。真薯も鶏のチーズ重ねも味が濃い目ですが、ごはんに合います。
秋刀魚の甘露煮もうまいなぁ。苦みも臭みもなく、旬の秋刀魚のいいところだけを感じるいい甘露煮です。骨は気にせず食べられます。
最後にとっておいた鶏のから揚げ、これも味が濃い目でしたが、温かくて、まだ衣のカリッとした感じがちょっと残っててよかった。
黒糖エッグタルト
こだわりのスイーツの黒糖エッグタルト。ドリンクサービスが来るまで待とうかと思いましたが、つい食べてしまいました。
黒糖のほんのりした甘味とたまごの優しい風味、ベース生地も柔らかくて、ほろっとして、1口でぱくっと行きたい衝動を抑えて2口で食べましたよ。うまいねぇ。
ドリンクサービスまで待っておけばよかったー!エッグタルトのお供はミネラルウォーターじゃ無理だった。
スターフライヤーの国際線機内食は、総合的にみて素晴らしい出来ですよ!
これが有料オプションだったとしても、セットで1,500円以上は絶対出します。いや、私は1,800円!じゃ、じゃあ2,000円!
機内食が提供された時のお品書きを見ると、(1)北九州発、(2)名古屋発、(3)台北発-北九州行き、(4)台北発-名古屋行きの4種類でメニューが違うようです。全路線の機内食を食べてみたくなりました。
スターフライヤー 国際線 機内サービス
機内食の提供が終えると、続いてドリンクの提供が始まりました。
国際線のドリンクサービスはすべて無料で、ホットコーヒー、八女茶(温・冷)、アップルジュース、アサヒスーパードライ、キリン一番搾り、ミネラルウォーターから選べます。
確認したところ、国際線のホットコーヒーはタリーズではなく、UCC上島珈琲とのことです。チョコレート(森永 カレ・ド・ショコラのベネズエラビター)は変わらず提供されます。
機内食、大満足でした!
安定高度の飛行中はほぼ時間いっぱいに機内食提供とドリンクサービスに費やされ、機内販売の時間はほぼありませんでした。一応、着陸態勢に入る直前に、「機内販売の受付をいたします」とアナウンスがありましたが、ほぼタイムアウト。
今日は気流も安定していましたが、決まった時間内に最大150名の機内サービス提供はかなり大変そうです。機内販売品を購入したい場合は、ドリンクサービスの前後にタイミング見て相談してみるのもよいかと思います。
スターフライヤー 7G801初便 客室乗務員さん
最後に、記念すべき国際線の初フライトを演出してくださった客室乗務員さんです。素敵なフライトをありがとうございました。
当サイトは”LCCjp”とは言っていますが、また是非、スターフライヤーの台北線に搭乗したいと思います。
以上でスターフライヤー 北九州-台北(桃園)線 搭乗レポートを終わります。
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